今月のBGM
「究極の眠れるCD」 株式会社デラ 2002年 蒸暑い日が続きます。夜はぐっすり眠れていますか?眠れないというのはつらいものですよね。そんな時お勧めのCDがこれです。このCDは精神医学の専門家の監修の元に作られています。自然の音が中心で癒されます。
一般のモニター調査で85%以上の人が、「よく眠れた」という回答や、半数以上が「目覚めも快適だった」というデータが得られました。エステなどのリラクゼーションスポットでもよく流れているようです。
工藤の趣味専用ブログをスタートさせました。家のCDラックからピックアップして、CDを紹介するブログです。生きていくうえで何の役にも立ちませんが、無駄もまた良し。
興味がある方は覗いてみてください。
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「時のないホテル」松任谷由美 1980年
ジメジメしたこの季節にぴったりなCDがこれです。ユーミンの中でも異色作です。シングル向きのキャッチーな曲はほとんどなく、暗い沈んだトーンで覆われています。まるで低い雲で覆われたイギリスの空みたいです。雨の日によく聴きたくなります。
「カラヤン・ベスト101」カラヤン2008年
今年はカラヤン生誕100年だそうです。そのせいか、カラヤン関係のCDやDVDが多く発売されています。 中にはカラヤンの膨大な録音をCD240枚、総時間約252時間に収録したBOXセットで30万円!?というのもあります。
今年発売された中で、お勧めなのはこれです。6枚組で3000円とリーズナブルな価格になっております。
「Far East 世界の車窓から 」溝口肇 1998年
夜の番組「世界の車窓から」のテーマソングです。溝口氏が弾くチェロの音色心地よく、森林でいるかのような清々しい気分になります。
最近では、ポップスのスタンダード集も出しています。BGMにお勧めです。
「The Best of Burt Bacharach 」バート・バカラック1995年
先月、東京国際フォーラムでバート・バカラックのコンサートに行ってきました。バカラックは今年80歳です。ピアノを弾きながらオーケストラを指揮し、時には歌いながらのコンサートは40曲2時間にも及びました。
「アルフィー」「プロミス プロミス」等のおなじみの曲のオン・パレードで、特にカーペンターズへ提供した「I'll Never Fall in Love Again (恋にさようならを)」「Do You Know the Way to San Jose?(サン・ホセへの道)」「(They Long to Be) Close to You(遥かなる影)」が聴けて大満足でした。
クリストファー・クロスが歌った映画「アーサーのテーマ(ニュヨークシティ・セレナーデ)」(日本がつけたタイトル何とかならないものか?)やスティービー・ワンダーやエルトン・ジョンらが歌った「愛のハーモニー」もバカラックの曲です。
アンコールラストは本人自らが歌った「Raindrops Keep Falling on My Head(雨にぬれても)」は涙ものでした。最近涙もろいです。年のせいでしょうか。
バートバカラックのような年の取り方をしたいと、そんな風に感じたコンサートでした。
今回紹介するCDはベスト版です。コンサートの予習に役立ちました。 このCDはボーカルがうるさくなく、比較的オーケストラ中心の演奏です。仕事をしながらのBGMには最適です。ボーカル入りがいい方は「A&Mバート・バカラックソングブック」がお勧めです。
「Every Breath You Take: The Classics 」THE POLICE 1995年
今回は岩野が担当します!
「The Police」は
イギリス出身の3人のメンバーによる
1970年代後半から1980年代半ばにかけて活躍したロックバンド
私が彼らを知ったときには
彼らは活動を休止してしまっており
再結成はあり得ないという感じでしたので
2月13日に27年ぶりに東京公演は
本当に嬉しかったのです!
正直なところ
メンバーの年齢を考えると
「期待しすぎるとちょっとがっかりするかも」
なんても思っていたんです。
でも私の斜めな気持ちを裏切って
演奏も歌も
力強くて、躍動的で
アレンジもこのバンドの魅力がつまっていました。
なによりアーティストが
パワー全開で
一つ一つを本当に楽しんでいるのが伝わって
そんな彼らと時間を共有できたんだと思うと
とても素敵な時間でした!!!
私はコンサートの間
ずっと立ちっぱなしで踊りっぱなし(笑)
終わった後は
喉はからからで汗だくで
帰りは足もちょっとふらついていたのですが
心地よい疲れでした。
できれば、次の日の最終公演も行きたかったのですが
子供を預かってもらっている手前
そうもいかない(苦笑)
行かせていただいただけ
ありがたいと思わなければ!!ですね。
これからもまた活躍してくれることを
そしてまた来日してくれることをいのりつつ
コンサートのセットリストを編集して
毎日聞いているこの頃でした。
しばらく熱は醒めないかもしれません(苦笑)
「ベストヒット100」コンピレーション2008年1月
各CD5枚組み(100曲)で3980円とお得な洋楽CDが7種類登場しました。
60年代、70年代、80年代、90年代、ディスコ編、イージーリスニング編、映画音楽編と分かれています。私は「70年代」を購入しました。
現在、事務所でのヘビーローテーションになっています。
エルトン・ジョンの「ユア・ソング」の有名な曲はもとより、通な曲まで入っています。
各アーティストのベストを買えばすむ話でしょうが、1曲のみ聴きたい場合はこっちの方が効率的です。私の場合は、「アイム・ノット・イン・ラブ」10cc、「オン・アンド・オン」スティーヴン・ビショップなどがその例です。
小学校のとき兄とよく聴いた、、「オールド・ファッションド・ラブ・ソング」スリー・ドック・ナイト「シェリーにくちづけ」ミッシェル・ポルナレフが懐かしいです。フリーの「オール・ライト・ナウ」、T・レックスの「ゲット・イット・オン」
は何時聴いてもかっこいいです。
「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」エルトン・ジョン
先月20日、21日と日本武道館でエルトン・ジョンの来日コンサートがありました。私は仕事の都合で行けませんでした。
「土曜日は僕の生きがい」「クロコダイル・ロック」「ビッチ・イズ・バック」などアップテンポの曲もいいですが、「ダニエル」「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」などのバラードが好きです。
特に後者は昔よく聴きました。一人暮らしで木造アパートに住んでいた頃、冬はこたつしか暖房器具がなく、心も身体も寒かった
です。そんな寒い朝、震えながらこの曲を聴いたものです。
でもこの曲を聴くと不思議と幸せな気分になれました。
今聴いても心が暖まる曲です。名曲です。
「マジック」ブルース・スプリングティーン
ブルース・スプリングティーン(通称ボス)の新譜が発売になりました。ボスのロック全快のアルバムは「ボーン・イン・ザ・USA」以来23年ぶりになります。「ボーン・イン・ザ・USA」以降、暗く沈んだトーンのアルバムや政治色が強くなったアルバムが多くて、敬遠していました。
新作は「昔のボスが戻ってきた!」のです。
思えば高校時代、将来のことも未来の区別もつかず、ただ悶々として、意味もなくイライラしていました。その鬱屈した気分を晴らしてくれたのが、ボスでした。
当時、ロックの歌詞といえば、女の子を引っ掛けてオールナイトで騒ぐ、という短絡的な内容でした。このボスは歌詞がかっこよかったです。「生きることを素晴らしいと思いたい」とか「約束の地を信じている」等現実の困難な状態にも関わらず、一筋の光も求める歌詞は共感しました。
高校3年の時発売された「リバー」はまさしく救いでした。
すがるように毎日聴きました。
歌詞カードは下敷きに入れ、聖書のように何度も読み返しました。
57歳になったボスの新譜は、昔のような躍動感は無いものの(当たり前か!)、重心の低いスピード感のある演奏は圧巻です。
年と取るのも悪くないじゃないか!と思えるようなアルバムです。
我が家ではヘビー・ローテーションになっています。
「永遠の詩:狂熱のライブ」レッド・ツェッペリン
あのレッド・ツェッペリンが何と再結成(1回限りですが)するそうです。
「永遠の詩:狂熱のライブ」の映画を観たのは中学3年のときでした。
もう30年前です。友達と盛岡の古びた映画館で見ました。
ライブを映画でやっていた時代なのです。今じゃDVDですからね。
一曲目の「ロックン・ロール」からテンションが上がりっぱなしでした。
でも途中、ジョン・ボーナムの長いドラムソロで不覚にも寝てしまいました
(苦笑)。上映時間が3時間以上でお尻が痛くなったことを覚えています。
バイオリンの弓でギターを弾くジミー・ペイジがかっこいい!
「天国への階段」はもう涙、涙、涙でした。
印象的だったのが、自家用ジェットのタラップからメンバーが降りてくる
場面でした。ライブ会場を、自家用ジェットで移動するスケールの大きさに、
いたく感動しました。
そのライブを収録したCDとDVDが完全版としてデジタル・リマスターで、
11月に発売になるそうです。楽しみです。。
「2007 Sunset Bossa: Tribute To Antonio Carlos Jobim」小野リサ
8月18日に日比谷野外音楽堂で小野リサの野外コンサートがありました。続きはブログへどうぞ
「夏の日の恋」パーシー・フェイス・オーケストラ 1960年
最近、ヘンリー・マンシー二、バートバカラックなど、イー
ジーリスニング系の音楽をよく聴きます。モダンジャズやロック
はいつも聴いているのですが、重苦しい時があります。そんな時
このような美しい音楽は癒されます。10年前はこのような軽音
楽を軽視していました。最近こういった音楽を妙に聴きたがるの
は、自分が年をとったということでしょうか。肉料理より野菜料
理という感じなのでしょか。若くなければ分からない音楽もあれ
ば、年を重ねないと良さがわからない音楽というのもあるのです。
「R35」「R35 Sweet J-ballads」
「R35」
35歳以上のオトナ限定商品!
“モテる”オトナの“カッコイイ音楽”のコンピレーション。
「R35 Sweet J-ballads」
Jポップが好きな人はこちらがお勧めかも。
「デニム」竹内まりや
5月23日に6年ぶりの発表されたまりやのオリジナルアルバム。早速買いました。過去に出たアルバムよりも断然いい。最高傑作といってもいいです。
「無伴奏チェロ組曲」J・S・バッハ作曲 ロストロ・ポービッチ
ロシアのチェロ奏者のロストロ・ポービッチ氏が4月27日に亡くなりました。80歳でした。チェロの音色が好きで、このCDはよく聴きます。またひとり巨匠が逝っていましました。合掌。
「スイート・ソウル・レヴュー」ピチカート・ファイヴ
こ春満開で良い日が続いています。気分のいい日は、書を捨てて街に出たくなります。そんな時、聴きたいごきげんなCDです。
「世の中、ハッピーやラッキーがいっぱいあるよね」といった人生の肯定感に満ちた詩は、「そんな細かいこことが気にしないで、人生を楽しみましょう」と言われているようで元気が出てきます。
「ニアネス・オブ・ユー」マイケル・ブレッカー 2001年
このCDは全編バラードです。ジョン・コルトレーンの名盤「バラード」に匹敵する出来です。バックはパット・メセニー(g)、ハービー・ハンコック(p)、チャリー・ヘイデン(b)、ジャック・デジョネット(d)と強力の布陣です。マイケルの滑らかな音色は心が休まります。このCDのサプライズはジェイムス・テイラーのボーカルが入っていることです。ジェイムス・テイラーの暖かい声は癒されます。夜、仕事に疲れて聴くのにもってこいの一枚。
残念なのは、こんないい演奏していたマイケル・ブレッカーが1月13日に他界していまいました。ただ、ただ、悲しいです。合掌。
「ライブ レガシーエディション」バリー・マニロウ 2007年
ソフトバンクの携帯のテレビCMで、バリー・マニロウの「コパカバーナ」が流れています。
最近、1977年にでたバリー・マニロウのライブが30年ぶりに、新装再発売されました。30年前(中学3年の時)、バリー・マニロウの良さがいまいち分かりませんでした。甘い声がうまく馴染めませんでした。しかし、今聴くと良いではありませんか。
音楽って、若くなければ理解できないこともあるけど、ある程度年を重ねないと分からないこともあるのです。そんな大人の音楽なのです。
このライブは私が今まで聴いたライブ版の中でもベストテンに入ります。
「A HAPPY NEW YEAR」松任谷由実 1981年
「昨晩お会いしましょう」というタイトルのCDの中の一曲です。
「守ってあげたい」や「カンナ8号線」などの名曲が入っています。
ラストのこの「A HAPPY NEW YEAR」の歌詞がいいです。
「今年も沢山いいことがあなたにあるように いつも いつも」
皆様にいいことが一杯ありますように!
「輝けるディーヴァ~ベスト・オブ・サラ・ブライトマン」サラ・ブライトマン 2006年
今月は岩野のお勧め!サラ・ブライトマンのベスト版です。
トヨタ自動車MARK-XテレビCM曲「クエスチョン・オブ・オナー」等、
数々のCMやドラマの主題曲を含めヒット曲が収録されているCDです。
彼女の歌声はいつもミュージカルを観ているような
小さなスピーカーで聴いていても劇場いっぱいに広がるような声にうっとり。
高いキーも柔らかく癒すように歌いあげるので、
憧れのあまり真似をして超音波になってしまう自分の悲しさを胸に、
とにかく讃える1枚です。
「ゴールドベルク変奏曲(J.S.バッハ)」グレン・グールド
秋の夜長は読書がおすすめですが、音楽もまたよし。眠れない夜はこれ
を聴いて寝ると気分が落ち着きます。この曲は200年以上前、ゴールドベルグ氏が宮廷に駐在していたカイザーリンク伯爵に演奏した曲といわれています。伯爵が眠れない夜に、この曲をゴールドベルク氏にリクエストして弾かせたそうです。このCDはグレン・グールド氏が残した25年前の大傑作です。バッハを弾かせてこの人の右に出るものはいません。グールド氏のピアノは力強く、それでいて繊細で凛々しく、でもどこか憂いがあり
ます。彼はこのCDを録音後、50歳の若さで亡くなりました。まさに白鳥の歌。
「ブラジリアン ロマンス」サラ・ヴォーン 1987年
夜風がめっきり涼しくなってきました。テラスに出て星を眺めながら
聴きたいジャズのCDです。
20年前サラのコンサートをみました。亡くなる数ヶ月前でしたが、サラが歌いだすと周りの空気がさざ波のように波打っているのが見えました。「音は空気の振動で伝わる」という当たり前のことを、サラの声で体感しました。このCDのお勧めはなんといってもセルジオメンデス作の「So Many Star」です。星の瞬きのようなジョージ・デュークのピアノも魅力ですが、満天の夜空で天の川を戯れながら踊るサラのボーカルはとってもロマンティックです。
「惑星」 富田勲 1977年
国際天文学連合が太陽系惑星から冥王星を除外する決定を受けた
余波は各方面に広がっているそうです。音楽ではクラシックの名曲、ホルスト
の組曲「惑星」が売れているようです。カラヤン指揮のベルリンフィルの「惑星」
は確かに名盤ですが、1977年に出たこの富田勲の「惑星」はもっと素晴らしい。
全曲シンセイサイザー演奏ですが、当時メモリー機能がない時代にこれだけ
の分厚い音を再現したのは革新的です。この富田氏の演奏の特徴は、音が
部屋中を縦横無尽に駆け回ることです。学生時代は、四畳半の狭い部屋の
四隅にスピーカーを置いてこれを聴いていました。臨場感あふれるサウンドは、
自分がまるで宇宙ロケットに乗っているような錯覚を覚えます。
発売から30年近く経って今でも、私はこれを超える「惑星」に出会っていません。
「ジャンバラヤ ボッサアメリカーナ」小野リサ 2006年7月
夏はボサノバがお勧めです。日本にボサノバを最初に輸入したのは
渡辺貞夫でした。一部の熱狂フアンはいたものの、それを一般層に広めた
のは小野リサです。リサの刻むガットギターと優しい歌声は、室内の湿度が
2度ぐらい下がったような気分にさせてくれます。まるで歌う除湿機!?
夏の夕暮れにピッタリです。9月にコンサートに行ってきます。
「リボルバー」 ザ・ビートルズ 1966年
6月は幸福と不幸が手をつないで歩いてきました。そんな先月でした。
40年前の1966年6月30日にビートルズの武道館コンサートがありました。
このときの熱狂はすごかったらしいです。
その警戒にあたっていた警察官のピストルを見て、ポールマッカトニーが次のアルバムのタイトルを「リボルバー」に決めたという話はあまりにも有名です。
ビートルズは5歳年上の兄がよく聴いていました。
小学5年の時、テレビで映画「イエローサブマリン」が放映されました。
それ以来、熱狂的なファンになり、兄のビートルズのLPを聴き漁りました。
兄の部屋にはビートルズのポスターが何枚も貼っていました。
そのポスターを眺めながら、自分もはやく大人になりたいと思っていました。
ビートルズの魅力を突き詰めると、ジョンレノンの声なのではないかと思います。
あのドスが効いていて、ざらついた声は唯一無二でカッコいいです。
私のベスト3は「ヘルプ」「ストロベリー・フイールズ・フォーエバー」「ノーリプライ」です。皆さんのベスト3は何ですか?
「A GIRL IN SUMMER」松任谷由実 2006年5月
5月24日に出たユーミン34作目のアルバム。
昔はユーミンといえば、クリスマスシーズンにアルバムを出すのが定番でした。
そのアルバムをみんなでカセット(!)に録って聴いたものです。
ここ数年イマイチな作品が続きましたが、このCDは久々のヒットかもしれません。
昔のようなドキッとさせるような歌詞のシヤープはなくなりましたが、あとでじわっとくるコクのある詩はさすがです。
JR東日本・KDDIの「モバイルSuica」のCMソング「虹の下のどしゃ降りで」、
年末紅白で歌った「Smile Again」がお勧めです。
「DRIVIN2(コンピレーション)」2006年
GWに突入です。天気も上々のようです。ドライブに快適な季節にな
りました。このCDは自動車会社のCMにタイアップされた曲を集めたコンピレーションの第2弾です。
タイトル通り、まさにドライブのBGMにピッタリの曲です。
ボンジョヴィの「ハヴ・ア・ナイス・デイ」(トヨタ RAV4)
カーディガンズ「カーニバル」(トヨタ プリウス)
スタイルカウンシル「マイ・エバーチェンジンング・ムース」(日産 アベニール)
T・レックス「ゲット・イット・オン」(ホンダ エディックス)
と新旧の名曲などが揃っています。
2003年に発売された 「DRIVIN1」ではエリッククラプトン「いとしのレイラ」
10cc「アイム・ノット・イン・ラブ」などが入っていて、
40才代のオヤジには感涙もののオンパレードです。こちらもお勧めです。
ただし、スピードの出しすぎにご注意を!
「桜」コブクロ 2005年
最近のバンド名は「ケツメイシ」「スキマスイッチ」とかこの「コブクロ」といったように、おじさんには理解に苦しむものが多いように思います。
(昔も「チューリップ」「グレープ」「ゴダイゴ」など、シャープさに欠けるものがありましたが)
バンド名はさておき、このコブクロの「桜」は歴史的名曲です。ボーカルの低音が力強く、それでいてやさしく静かに心に語りかけてくれます。別れと出会いのこの季節にピッタリです。歌詞にもあるように、「名も無い花に名前をつけましょう」と、眼差しが暖かいです。ケツメイシの「さくら」、森山直太郎の「さくら」とあわせてこれが桜の歌ベスト3はないかと思います。
皆さんの桜のベストソングは何ですか?
「ドント・ノウ・ホワイ」ノラジョーンス 2002年
2005年のグラミー賞が発表されました。前評判の高かったのはマライア・キャリーでしたが、結局U2が主要部門(最優秀アルバム・楽曲賞)を獲得しました。
2002年に彗星のごとく現れてグラミー賞主要4部門を独占したのが、弱冠23歳のノラジョーンズでした。
9.11のテロで病んだアメリカ国民が求めていたのはノラジョーンズの歌でした。彼女の歌はささやきかけるようにやさしく歌い、柔らかく、しかし決して甘過ぎない。ノラはベトナム戦争の混沌とした状況の後に出現したキャロルキングと同じ役割を果たしたかもしれません。
寒い日でも少し日差しが暖かくなったこの季節にピッタリの音楽です。
「ブギー・ワンダー・ランド」
アースウインド&ファイアー 1979年
1月に日本武道館で アースウインド&ファイアーのコンサートがありました。私は仕事の関係で行けなかったのですが、翌日のテレビで、40代のオヤジがネクタイ姿で熱狂しているのが 報道されていました。
学生時代、特に19、20歳の頃は土曜になるとディスコ(いまや死語!)へ繰り出して朝まで過ごしました。よく行った店は新宿の「ニューヨーク・ニューヨーク」「ゼノン」、渋谷の「ビック・アップル」、六本木の「ツバキハウス」 などがありました。
そのとき必ずかかっていたのが、このアースウインド&ファイアーでした。「ブギー・ワンダー・ランド」をはじめ、「宇宙のファンタジー」「レッツ・グルーブ」など今聴いても心躍るものがあります。
あの頃は若くて愚かだったけど、でも夢はありました。
最近は『くだらない大人』になってしまったと嘆く日々です。
「ブルックナー交響曲第4番(ロマンティック)」
ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ交響楽団 2001年10月
なぜか年末年始はクラッシックが聴きたくなります。
ギュンター・ヴァント氏の指揮は緻密でかつダイナミックな演奏で定評があります。この生前最後の演奏はそれだけではなく、ヴァント氏の魂が乗り移ったかのように、我々を未知の世界へ運んでくれます。ただ、ただ感動です。
ギュンター・ヴァント氏は2002年2月に90歳で死去しました。その4ヶ月前、生前最後の録音がこの演奏です。まさに「白鳥の歌」です。
「グレート・アメリカン・ソングブックVOL4」
ロッドスチュワート 2005年11月発売
70年代にロックスターとして君臨していたロッドがアメリカの古き良き
時代のスタンダードナンバーを歌った曲集の第4弾。前作も200万枚以上
売れ、25年ぶりの初登場全米NO1を記録。還暦を迎え、昨年子供が誕生
して(なんとパワフル!)、絶好調なロッド。ハスキーな声にさらに渋みが
増し安定感抜群。打ち込み系の耳障りな音楽が多い中、落ち着いて聴け
る数少ない大人の音楽です。
「ヴォイセズ・アゲイン」
ケイコ・リー 2005 年10月発売
秋の夜長はジャズボーカルが聴きたくなります。今回お勧めするのはケイコ・リーの新譜(ベスト版)です。収録曲は、NTTグループのCMでオンエア中の「スタンド・バイ・ミー」、シンディーローパーの「タイム・アフター・タイム」のカバーや来日中のクイーンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」のカバーなど聴き所満載です。
容姿端麗でこのディープボイスは驚きです。天はニ物を与えるんですね。
ひとつぐらいわけてほしいものです。
「SONORITE(ソノリテ)」
山下達郎 2005 年
「ソノリテ」とは『音の響き』という意味らしいです。フジテレビ「めざましテレビ」のテーマ・ソング「太陽のえくぼ」がお勧めです。朝聴くと元気が出ます。緻密な音の作りは相変わらずで、しかも52歳でこの声量、声の張りは尋常ではありません。自分も負けずにがんばらねば!
「14番目の月」
荒井由実 1976年
残暑といいながら、夜は風がすこし涼しくなってきています。
そんな秋の夜に聴きたい1枚。
このレコードがでたのが中学2年生のときでした。
そのとき私は放送委員でした。放送委員は昼の給食の時間に音楽を流すのが仕事でした。その当時クラッシックをかけるのが通例だったのですが、クラッシックは嫌いで自分の家のロックのレコードや友達のレコードを借りてかけていました。
おかげで校長先生に「うるさい!」と怒鳴り込まれたりもしました。
そんなある日、同級生の女の子がクリスマスプレゼントみたいなジャケットのレコードもってきました。それがユーミンの新譜「14番目の月」でした。(2005年9月 )
「ライブ!」
ボブ・マーリー&ウエイラーズ 1975年
夏といえば、レゲエ。レゲエの帝王といえば、ボブ・マーリーです。
今回のCDはボブ・マーリーが1975年7月に行ったロンドン公演でのライブです。
マーリーの魂が乗り移ったような演奏は、スピーカーを通じて背骨にビシビシ伝わってきます。栄養ドリンクを飲んだように元気が出てきます。これを聴いて、夏の暑さを吹き飛ばしましょう。(2005年8月)
「雨と仲良くなる19の方法」
コンピレーションCD 2004年
うっとおしい梅雨の真っ最中です。このCDは雨にちなんだ曲ばかり
を集めたコンピレーションアルバムです。今年、続編が発売されました。
「雨のウエンズデイ」(大滝詠一)
「ドラマチックレイン」(稲垣潤一)
「瞳はダイアモンド」(松田聖子)
「たどり着いたらいつも雨降り」(吉田拓郎)
などの名曲がずらり勢ぞろいです。特に40代以上には涙モノです。「瞳はダイアモンド」は違うだろうとツッコミを入れたくなるところですが、歌詞カードを見て納得しました。
個人的には「雨音はショパンの調べ」(小林麻美)が好きです。
小林麻美のセクシーな声は、この世のものとは思えません。こんな風に感じるのは単なるオヤジなんでしょうか?皆さんの好きな雨の曲は何ですか?(2005年7月)
「フレグランス」
ウオン・ウイン・ツアン 1989年
5月28日(土)NHK教育テレビで「働き盛りに広がるうつ病」という
番組を放映していました。
そこで、「音楽による癒しの時間」でウオンさんのピアノ演奏がありました。ウオンさんのピアノは、うつになりかけている人や心が疲れている人などにやさしく語りかけてくれます。まさに琴線に触れる音楽です。ウオンさんとの音楽の出会いは、十年以上前の渋谷東急のプラネタリュウムで、その時この曲がかかっていました。あまりにいいメロディだったので、その場でCDを買いました。
それ以来、気分を落ち着けたいときなどはよく聴きます。一般のCDショップでは置いていないので、聴きたい方は私にご一報ください。(2005年6月)
「ザ・ウエイ・アップ」
パットメセニーグループ 2005年
先日、パットメセニーグループ(国際フォーラム)のコンサートに行きました。
パットメセニーのコンサートは10年ぶりでした。
迫力もあり、緻密な演奏にはただただ、感涙ものでした。
パットメセニーは、年間120本以上のコンサートで世界中を回り、
ほぼ毎年のように斬新な新作を出しています。
枯れることなく、エネルギーを放出し続けるパワーには圧倒されます。
こういうのを「天才」というんだな改めて思いました。!!(2005年5月)
「刑事コロンボのテーマ」
ヘンリー・マンシーニ楽団 1971年
刑事コロンボを初めてテレビで見たのは小学校6年生でした。
NHKで土曜の夜、放映していました。
犯人が最初から判っていて、コロンボが犯人を追い詰めるストーリー展開が
好きで、毎週楽しみにしていました。
TVドラマ「古畑任三郎」(田村正和主演)が好きな人にはお勧めです。
先日、Amazon.comで刑事コロンボ45話収録の23枚組(!)のDVDを衝動買いしてしまいました。後悔先に立たず。あーあ、支払どうしよう。(2005年4月)
「春の予感」尾崎亜美 1978年
3月になり暦の上では春になりました。今月のBGMはこれ。
この曲は南沙織(懐かしい!)に書いたものです。
尾崎亜美を知っている人は確実に40歳代以上でしょう。ヒット曲には「マイ
ピュアレディ」があります。杏里の「オリビアを聴きながら」松田聖子の「天使
にウインク」「ボーイの季節」を作詞作曲しています。尾崎亜美を知ったきっ
かけはラジオでした。中学三年の頃、深夜ラジオはよく聴いていたものです。
オールナイトニッポンの金曜の2部だったかな。ハスキー声が印象的でした。
すぐレコードを買いにいきました。
先日偶然、NHKテレビで「オリビアを聴きながら」を歌っているのを観ました。
ハスキーボイスは相変らずで感動しました。(2005年03月)
「MATT'S MOOD」マット・ビアンコ 2004年5月
今月のBGMは、ピンチヒッターの岩野よりお届けしますね!
私からの今月のBGMは3月に来日する予定のマット・ビアンコの最新アルバムです。
このアルバム、「派手さ」がありません。一言でいって、お洒落です。
ジャズのようでラテン、男女のボーカルが優しくささくように流れます。
とくにソロでも活躍していた実力派で、絶世の美女であるボーカルのバーシアが、コーラスを兼ねてるのも贅沢な耳心地です!(2005年2月)
「ニューイヤーコンサート」ロりン・マゼール 2005年
元旦、テレビの衛生生中継でウイーンフィルの「ニューイヤーコンサート」を観ました。毎年名指揮者を招いて行われ、ウィーン・フィルと関係の深い指揮者がタクトを握ってきており、2005年はこれが11回目となるロリンマゼールでした。
ニューイヤーコンサートはワルツやシュトラウス一家の音楽を演奏します。何度聴いて良いのですが、元旦に聴くと格別なものがあります。
一つ残念だったが、「ラデツキー行進曲」が演奏されませんでいた。毎年アンコールの最後に必ず演奏し、観客は手拍子を打ち、盛り上がります。昨年、天災等が多く悲しい事件があったため、取りやめになった様子です。歴史あるこのコンサートでは前代未聞の出来事でした。今年は平和な世の中を切に願っています。(2005年1月)
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